アメリカと日本は近年ではかなり生活習慣が近くなり、旅行するときでもあまり驚くことはなくなってきたかもしれません。
しかし長く住んでみると「えっ!そうなの!?」「まさか!?」と感じることが多々有り、まだまだアメリカと日本は文化的に違うのだなと強く思います。
そこで今回は私がアメリカに住んでいる中で「わーヽ(´Д`;)ノ」と感じたことを少しご紹介いたします。もちろんこれは私の主観ですので、住む地域によって違うということを覚えておいていただければと思います。
日本とアメリカの生活の違い
本物の車社会はここにあった!
日本でもちょっと田舎に行くと車がないと買い物に行けなかったり、通勤・通学に困ったりと生活に支障が生じますよね?ですがここアメリカではいわゆる普通の街中であっても車がないと生活に困ってしまうという正真正銘の「車社会」です。
ニューヨークなどに行けば地下鉄やバスが発達しており、自家用車がなくても電車やバスでどこへでもいけますが、私が住んでいるアメリカ中部になりますと電車がその州内で1本しかなかったり、またバスも少なかったりと買い物に出かけたいなーと思っても車がないとどこにも行けないようになってしまっています。
ちなみに私の住んでいるアパートから一番近いスーパーマーケットまでは徒歩で30分ほどかかります・・・。
そしてアメリカは「車社会」と言われているため、面白い形態のファストフード店が存在します。それは「Sonic Drive-In」です。
ドライブスルーなら聞いたことあるけど、ドライブイン?とお考えの方も多いかと思います。実際私もこちらに来るまで知りませんでした。
ドライブスルーは車でファストフードに行き車から注文して商品と受け取ってお店から去りますが、ドライブインは車でファストフードに行きお店の横に駐車をして、各駐車場に専用の注文用のインターホンがあるのでそこで注文します。
そして店員さんに車まで商品を持ってきてもらい駐車した車の中で商品を食べるようになります。
つまりドライブスルーだとドライバーの方はゆっくり食べられませんが、ドライブインなら車から降りることなくまたドライバーの方もゆっくりと食事をすることができます。ちなみにSonicでは店員さんがローラースケートを履いて商品を届けてくれるので、とてもエンターテイメントに富んでおりただ行くだけでも楽しむことができます。
ワンコイン(500円)で服GET!
アメリカはセールになると服がありえない金額で販売されます。例えばセール前は20ドルの商品がセールになると5ドルになります。
もちろんそれは極端な例ですが、それでも50%オフは普通でさらに安くなることも度々あります。最初はその値段を見てギョッとしてしまい、「この服大丈夫なのかな?」と不安になったりもしました。安く売られているのは、季節の変わり目で商品の入れ替えが必要で店頭には置けなくなったり、また服にほつれが見つかったりなどと理由はそれぞれですが、3~10ドル程で服が手に入るなら多少傷があってもついつい手が伸びてしまいます。
日本で400~1000円で服が帰ることは滅多になかったと思います。ですのでアメリカに旅行に来られて服屋さんの前に「SALE」の文字や看板を見つけたらぜひお立ち寄りください!以外と掘り出し物があるかもしれませんよ。
乳製品大好き(*´▽`*)
そして服も安いですが、アメリカは乳製品も異常に安くまた種類豊富で量が多いです。
牛乳は最低でも半ガロン(約1.8リットル)から販売されており、種類もビタミン入りの牛乳・脂肪分2%の牛乳・豆乳・アーモンドミルクなどと多く有ります。
またチーズも種類豊富で量が多いです。スーパーマーケットではチーズだけで1列全て使い切ってしまっている場所も多くあります。チーズはアメリカ人の大好きなもののひとつで、サンドウィッチ・ハンバーガーには絶対にチーズ、メキシカン料理にもチーズは絶対、おやつにもチーズが食べたい、と本当に朝起きてから寝るまでの食事にチーズは必須となっています。
ちなみに私は最近アメリカでの生活に慣れてきてしまったのか、牛乳を1週間で3リットルは飲めるようになり、またほぼ毎日チーズを食べるようになってしまいました。しかしこれら乳製品を多く使うのには理由があります。それはとにかく量に比べて値段が安いからです。日本で牛乳を買うと約1リットルの紙パックで200円ほどですが、アメリカはおよそ3リットルで約400円とかなり安く買うことができます。
またチーズも1キロまでとはいきませんが600から800gで1000円ほどとこれもまたかなり安く買うことができます。その為アメリカ人はすこしふくよかな人が多いのかとも思っています。
日本ではありえない!多民族国家
中学や高校の授業で「人種のるつぼ」という言葉は習った記憶はありませんか?これはニューヨークを説明するときに使う言葉ですが、意味はいろいろな人種がごっちゃまぜになっているという意味になります。
しかし実はアメリカ全土がいろんな人種によって構成されており、私が住んでいる場所は英語とスペイン語とポルトガル語がよく耳に入ります。それは地元の大学に特にその地域から進学してくる学生が多い為です。
またロサンゼルスに行けばUCLAにアジアからの学生が多いため、中国語・韓国語・日本語がよく聞こえます。というように各地域によってかなり人種に差が有りますが、相当な山奥に行かない限り英語しか聞こえないという地域はないと思います。そして様々な人種の人が集まっているため、街中にはアメリカン料理のお店だけでなく、メキシカン・ブラジリアン・コリアン・チャイニーズ・ジャパニーズ料理のレストランなどが数多く存在します。
そして面白いことに、それらがその国のオリジナルの味付けではなく、アメリカ人の口に合うように様々な工夫がされていますので、「あれ?」と思うような料理に出会うことも多々あります。
多民族国家には様々な料理が食べられるなど楽しい面もありますが、しかし人種が増えることによっていろいろな問題がおきます。
例えば、税金や雇用問題などです。これらは社会的な問題にもなっており、ビザの申請等も難しくなっている要因にもなっています。そのためアメリカに移住したい、留学したいとお考えの方はよくお調べになって、時間をかけて準備していただければと思います。
いかがでしたでしょうか?似ているようで似ていなくまた面白い文化があることを知っていただけましたでしょうか?アメリカにお越しの際はぜひ車の多さ・スーパーでの乳製品の割合・ファッションそして聞こえてくる言葉に耳を澄ませてみてください。