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スポーツ選手が子どものころに行なっていた練習方法/親の教育

有名スポーツ選手に憧れる若者は大勢います。スポーツの世界で有名になるほどの実力者はもともとセンスに恵まれていたケースも多々ありますが、練習によって力を伸ばし、日本や世界で通用する有名選手になった人も大勢います。

そのためどのような練習メニューをこなすかはスポーツの世界での成功に大きく関わっているのです。では今現在、日本や世界で活躍しているスポーツ選手は子どものころにどのような練習を行っていたのかを見てみることにしましょう。

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プロの幼少期の練習方法

イチロー選手の場合

日本が誇るベースボールプレーヤーといえばイチロー選手です。イチロー選手は学校から帰ると必ず父親と一緒に練習を行っていました。基本的な練習メニューはキャッチボールや投球練習、そして守備練習やバッティング練習と、一般的な野球少年が行うのと同様の練習法でした。

しかしイチロー選手はこれに加えてバッティングセンターに定期的に通っていました。ほぼ毎日、100球以上打ち込んでいたのです。バッティングセンターにあるマシンからのボールはほとんどストライクゾーンに飛んでくるために、これだけではイチロー選手のようなミートの上手い選手になることができないのではないかと感じる人がいます。
しかしバッティングセンターで練習することで、バッターに必要な技術をたくさん身に付けることができます。たとえばイチロー選手はストライクゾーンから外れる球は打たないように心がけていました。このような練習法によって動体視力や速いボールへの対応力と反応力を鍛えることができたとイチロー選手は述べています。

またイチロー選手の父親はバッティングセンターに通うためのお金を捻出し、練習中はイチロー選手を厳しく叱るのではなく褒めることで実力を伸ばすことに努めました。このようにイチロー選手の努力、そして身近なところにいた最高の指導者のおかげで日本を代表するスーパープレーヤーが誕生したのです。

松井選手の場合

イチロー選手の他にも日本、そしてアメリカで活躍したベースボールプレーヤーはたくさんいますが、そのうちの一人は松井秀樹選手です。彼の練習方法は楽しみながら行うことをモットーとしたものでした。たとえば彼は左バッターとして野球生活を送りましたが、左バッターボックスは右バッターボックスよりも一塁に近いために、左バッターはヒットを打つ上で有利とされています。そのためあえて左バッターになるための練習を行う人がいるほどです。実は松井選手はもともと右バッターでした。しかし彼はわざわざ左バッターになるための練習をしたわけではありません。そこには非常に興味深いエピソードが隠されています。

子どもの頃から彼の長打力は群を抜いていました。そしてバッティングの度にボールを遠くに飛ばし過ぎてしまい、それを拾いに行くのが大変でした。そこで松井選手のお兄さんが彼に慣れない左打席で打つように指示し、ボールが遠くへ飛んでいかないようにしたのです。このときから彼が左のバッターボックスに入るようになったのです。そしてこれがきっかけとなり、野球では有利とされている左バッターボックスでの打席が可能となったのです。

このように’遊びの中から学ぶ’’なんとなく行ってみる’が新たな道を生み出すことを松井選手の例から学ぶことができます。もちろん基本に忠実な練習方法もよいのですが、いつもと違ったことを行ってみることで意外な得意分野が発見されることがあるのです。

他のスポーツが与える影響

今現在活躍しているスポーツ選手の中には子どもの頃に他のスポーツを行っていた人もいます。たとえば怪物と呼ばれている松坂大輔投手は子どもの頃に剣道を行っていました。松坂選手が通っていた道場は非常に厳しいことで有名でしたが、彼はここに週4回通うことで精神を鍛えることができました。マウンド上でどんなピンチにも動じることなくプレーできる今の松坂投手の精神力はここで鍛えられたといっても過言ではありません。

また似たようなスポーツではあるものの、子どもの頃にフットサルを行っていたプロサッカー選手が大勢います。特にブラジルではフットサルは人気のあるスポーツで、プロリーグが存在するほどです。フットサルはサッカーに比べると個々のしっかりとした技術が必要になるスポーツで、ボールコントロールやドリブルなどの上手な選手が多々存在します。このスポーツで磨かれた技術を活かし、サッカー界で大活躍している選手がたくさんいるのです。たとえばブラジル代表で活躍したロナウジーニョやロビーニョ、そしてロナウドなどはみなフットサルからサッカーに転身した選手たちです。

先に挙げたスポーツ界の一流選手たちの子どもの頃の練習法はほんの一例に過ぎません。また幼い頃から厳しい練習を行ってきたスポーツ選手も大勢います。しかし子どもの素質を伸ばし、一つのスポーツを続けたいという意欲を湧かせるには上記に挙げたスポーツ選手の行ってきた練習方法は非常に効果的であるといえます。これから自分の子どもを一流スポーツ選手に育て上げたいというご両親は参考にすることができます。

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