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クラウドソーシングでライティング業務を請ける際の注意点など

インターネットを通じ、不特定多数の人に業務を発注する「クラウドソーシング」は、隙間時間を活用したい人から、専門性の高いスキルを持つ人まで、幅広い層の人々に利用されていると言われています。

クラウドソーシングでは、様々な業務が取り扱われていますが、特別なソフトウェアや専門知識がなくても、仕事をすることが可能なライティングは、比較的始めやすい分野ではないでしょうか。
そうは言っても、ライティング業務を引き受けるにあたって、注意すべき点は多々あります。トラブルを防ぎ、継続して業務を行うことができるよう、ここではいくつかの点について確認していきたいと思います。

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ライティング業務の際の注意点や確認事項

ビジネスマナー

クラウドソーシングを利用して仕事をする場合、クライアントと顔を合わせる機会はないと言っていいでしょう。とはいえ、会わないからといって、ビジネスマナーと無縁なわけではありません。
クラウドソーシングを利用する場合は、基本的にネット上で、活字によるメッセージをやりとりすることになります。
電子メールなどのツールはとても便利なものですが、お互いの顔を見ることができないため、思わぬことで相手に誤解されてしまうかもしれません。
メッセージやメールを送る際には、最低限のマナーを確認しておきたいものです。

・返信はなるべく早く
ビジネスメールの返信は「24時間以内にするように」と言われることが多いようです。
すぐに返事ができないような内容であっても、「わかり次第ご連絡します」などと、取り急ぎ返信をした方が好ましいでしょう。

・内容がわかるような件名にする
件名を記入できるメールなどを使ってやりとりをする場合は、タイトルだけで内容がある程度わかるようにしておくといいでしょう。
例えば「お世話になっております」という件名では、何についてのメッセージなのかがよくわかりません。「××についてご確認のお願い」など、中身の見当がつくような件名にするといいでしょう。

・本文もわかりやすく
ビジネスメールにおいては、前置きを長々とせず、最初に「何を伝えたいのか」を示しておくといいと言われています。
質問事項などを箇条書きにするのも、こちらの意図を正確に伝えるために役立つでしょう。

・(笑)や顔文字などは使わない
場合によっては、コミュニケーションを円滑にするため、あえて使っている、という人もいるようです。
とはいえ、基本的にはビジネスメールには使わないのが無難でしょう。

著作権

ライティング業務に関して、著作権が問題になることがあるようです。
小説や絵画、音楽など、思想や感情を創造的に表現したものを著作物とし、これらを勝手に利用されない権利が著作権だとされています。
ウェブサイトやブログなどに載せられた文章についても、この著作権は発生すると言われています。

ライティングにあたっては、自身の経験や知識からのみならず、様々な媒体から情報を得ることになるでしょう。しかし、たとえば参照先の文章を丸写しし、あたかも自分が考えたかのように記事にしてしまうような行為は、著作権を侵害しているとされ、トラブルを生むことになりかねません。
著作権を侵害するような行為に関しては、法的措置をとるなど、厳しい対処をするクライアントも多いようです。

また、自分で書いた記事であっても、自由にどこでも利用できるとは限りません。
提出した時点で著作権をクライアント側に譲渡するよう、あらかじめ定められている案件や、同じ記事を二次利用しないよう求められる場合も多くあります。
仮に自分に著作権がある文章であっても、安易に使い回すことはできません。

引用

他人が著作権を持っているものであっても、「引用」することは可能です。
この場合、「ここからここまでが引用です」と、明確にすることが大切です。

また、あまりに引用部分が長すぎるのにも問題があるでしょう。
記事全体を見て、自分で書いた文章よりも、引用の方が長いとなれば、あまり好ましい状態とは言えません。

出典を正しく記載することも非常に重要です。
出典としていたウェブサイトが、実はその文章をどこかから引用していた、という場合も考えられます。よく確認し、元々の出典を明記するようにしましょう。

コピーチェック

著作権を侵害する意図がなくても、もしかすると自分の書いた文章が、たまたま他のサイトに載っている文章と、大きく重複してしまっているかもしれません。

そんな不安を退けるために役立つのが、コピーチェックツールでしょう。自分の書いた文章が、他のウェブサイトやブログなどで使用されていないかどうかを、チェックすることができます。
無料で使用できるツールもあるので、納品前に自分の記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。

校正

いい内容の記事を書くことができても、誤字脱字が多いのでは台無しになってしまいます。記事の校正もしっかり行いましょう。
自動校正機能を使うのもいいのですが、人間の目で、間違いや矛盾がないかを確認するのも大切なことです。

まず校正の際は、記事をプリントアウトした方がいいでしょう。
モニター上での確認は、ミスを見落としやすくなると言われています。

記事を書いたらすぐに校正をするのではなく、一旦休憩を入れたり、ほかのことをしたりして、間を置いた方がいいでしょう。
時間を置き、冷静になってから読み直すことで、客観的に自分の記事を読むことができます。

数字やアルファベットの綴りなどが正しいかどうか、確認しなければいけないこともあるかもしれません。
チェックすべき項目が多い場合は、無理に全部を見ようとせず、「今回は数字の確認だけ」などと、部分的に校正していくのもいいでしょう。

受注条件や仕事の内容を確認する

ネットを介して、仕事の受注から納品、報酬の受け渡しまでを行うことができるクラウドソーシングは、その便利さが大きな利点となっています。
しかし、直接会っての打ち合わせがないために、依頼内容や条件などの理解について、誤解が生じてしまうことも少なくないと言われています。

たとえばライティングの場合、納期や報酬などについての確認が必要なのはもちろんですが、テーマや文字数、文章のテイスト(「ですます調」にするかどうかなど)、どのような形で納品すればいいのかなどといったことについて、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
いざ出来上がってから、「これでは思っていたのと違う」ということになってしまっては、お互いに時間を浪費してしまうことになります。
もしも文章だけでは意図が伝わりにくいのであれば、Skypeなどを利用して打ち合わせをするのもいいでしょう。

以上がライティング業務を行う際に理解しておいて欲しい事になります。
業務が進むに連れてよりお互いの理解が深まった際などは、オリジナルの約束事などが出来ると思いますが、まずは最低限の内容として上記を理解しておくと良いと思います。

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