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人体に危険を及ぼす、日本いる危険な生物3選

夏休みや大型連休などは、海や山などアウトドアで遊ぶ機会も多いと思います。楽しいアウトドアですが、そのかげにひとの命に関わる危険な生物の存在があります。せっかく楽しいお休みが、最悪の自体にならないよう、人体に危険を及ぼす、日本にいる危険な生物を3つ紹介します。個人的にはハチが最悪です。。

最近では九州に外来種のスズメバチも来ているみたいなので今後、いろいろと考えていかなければなりませんね。

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日本いる危険な生物

スズメバチ

なかでもオオスズメバチは、世界で一番大きく、とても強いハチです。毒蛇に似た毒も成分があり、体が大きい分、体内に入る毒の量も多いので、刺されると死に至ることもあります。秋にはエサが減り始めるので、さらに攻撃的になります。

○生息地

北海道から九州、屋久島、種子島近辺と、日本ほぼ全国に生息します。林や緑地があれば都会でも生息できます。東京の明治神宮でも繁殖しています。都会ではコガタスズメバチやキイロスズメバチなどが多くみられています。

○攻撃方法

6本の脚で相手にしがみつき、大顎で皮膚に噛みついたまま何度も刺します。スズメバチの毒針はミツバチのように逆とげがないので、一度刺しても抜けることはなく、毒がなくなるまで繰り返し刺すことができます。
また、飛びながら毒液をかけてくることもあり、その毒液によって仲間が引き寄せられ、集団で襲ってくることもあります。

○症状

軽傷の場合、刺された部分の周りが腫れる、顔や体が赤くなる、かゆみを感じる、だるい、息苦しいなどの症状があります。もうすこし症状が重いと、口の中の乾きやしびれを感じる、腹痛や吐き気、下痢、頭痛、めまい、全身のむくみなどが現れます。
さらに、重症になると、呼吸が苦しくなる、物が呑み込めなくなる、声が枯れる、全身の力が入らずうずくまってしまう、目が見えなくなる、耳が聞こえなくなる、などの症状があり、ひどいときは意識が朦朧とし、死亡してしまうこともあります。

○処置方法例 ※必ずお医者さんに診てもらうように。

  • 刺されたところをきれいな水で洗い流します。
  • 針が残っている場合はそっと取り除き、毒を絞り出します。
  • 刺された部分より心臓に近いところを布などで止血します。
  • 抗ヒスタミン剤が入っているステロイド軟膏などをもっていたら、刺された部分に塗ってください。

応急処置をしたらすみやかに、病院で診てもらいましょう。

○防御方法

スズメバチにさされないためにはどうしたらよいのかという事も知っておいたほうが良いでしょう。

  • スズメバチの反応しやすい黒い服、物はなるべく身に着けないようにしましょう。
  • 臭いに興奮することもあるので、ヘアースプレーや香水はつけないようにしましょう。
  • 甘い蜜もエサにするので、ジュースを飲むときは、蜂の巣のないところで飲むようにし、周りにハチがいないか確認して十分注意してください。

また、蜂の巣付近には近づかないようにしてください。万が一スズメバチに遭遇してしまったら、背を向けずに姿勢を低くして、速やかに立ち去りましょう。スズメバチは攻撃する前に、顎をカチカチ鳴らし相手を威嚇します。こんな音が聞こえたらとても危険です。ですが慌てて走りだすとスズメバチは動くものに反応するので、余計にハチを刺激することになります。慌てずに静かに逃げてください。

冒頭でも触れました外来種のスズメバチについては下記のニュースからも確認できます。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000059197.html
繁殖力が高いみたいなので全国へ広まるのも時間の問題かもしれませんね。怖すぎ。

ヤマカガシ

カガシは蛇を意味します。ニホンマムシなどと同じ毒蛇で、ニホンマムシより生息数が多く、毒性の強さはマムシの3倍とも言われています。

○生息地

本州、四国、九州、佐渡島、隠岐島、壱岐島、五島列島、屋久島、種子島に生息します。平地や、標高の低い山、水田など湿地に多くみられます。

○攻撃方法

ヤマカガシの毒は、奥歯と首の付け根にあります。細い指などは奥歯まで届きますので、かまれると毒牙に触ってしまうことがあります。首の付け根からは、ヤマカガシが力を込めることで液状の毒を飛ばします。

○症状

目に見える症状はほとんどありません。毒が体内に回ることで血小板が異常をおこし、体内出血がおこります。それによって、歯茎出血、内臓出血、腎機能障害などを引き起こし、場合によっては、死に至ることもあります。

○処置方法

スズメバチ同様、水で洗い流し、毒をしぼりだした後、止血してください。
症状が出にくいので、大丈夫だろうと思いがちですが、体内に毒が入った恐れのある際は、すぐに病院で診てもらいましょう。

○防御方法

ヤマカガシがいそうなところに行く場合、肌の露出は避けた服装を心がけ、足首までのハイカットの靴や、長靴を履いてください。
ヤマカガシは、威嚇する際、首をもちあげて、毒を出す首の付け根を相手に向けて威嚇します。こちらに背を向けているからと言って、つかまえたり、触ったりしないようにしましょう。

ハブクラゲ

日本近海に生息するクラゲの中でも、特に危険なクラゲで、死亡例もあります。猛毒蛇のハブに例え、殺人クラゲと恐れられています。

○生息地

沖縄や、奄美に生息します。小魚を求めて浅瀬までやってきますが、透明なので気づきにくく、注意が必要です。

○攻撃方法

ハブクラゲの触手は、傘の4すみに8本ずつ、合計32本あります。触手には毒針をしまっておく袋である刺胞をがあり、物に触れると刺胞から毒針が飛び出す仕組みになっています。通常はこの毒針を使って小魚をしびれさせ、捕食しています。

○症状

毒針に刺された瞬間に激痛が走り、ミミズばれや水ぶくれ、細胞の死滅が生じます。重症の場合、呼吸困難になり、心肺が停止、死に至ることもあります。

○処置方法

  • 食用酢を30秒かけ続けるか、海水で洗い流し、触手を取り除いてください。酢には刺胞の発射を抑制する効果があります。
  • 痛みがある部分は、氷や冷水で冷やしてください。
  • 心配停止の場合、人工呼吸、心臓マッサージを行い、応急処置を行いましょう。

いずれにしても速やかに病院にいき、診察してもらいましょう。

○防御方法

ハブクラゲ防止ネットが張ってある場合は、必ずネットの内側で泳いでください。
ラッシュガードやウェットスーツを着て、なるべく肌の露出を控えるよう心がけましょう。

以上、日本にいる危険な生物を一部紹介しました。野外には危険な生物も潜んでいることを心に留め、アウトドアを満喫してください。私はビビリなのでインドア派です。

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